無印良品のスーツケースはシンプルなデザインと手頃な価格で人気ですが、「買ってはいけない」という声もあります。なぜそのように言われるのか、評判やデメリットを詳しく解説します。
また、無印スーツケースと同価格帯で購入できる「MAIMO(マイモ)」と「innovator(イノベーター)」のスーツケースと比較し、どちらがより優れているのか検証していきます。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。
無印スーツケースが買ってはいけないと言われる理由とは?
無印スーツケースが買ってはいけないと言われる主な理由は以下の3点のようです。
「買ってはいけない」と言われる3つの理由
- 耐久性が低く壊れやすい
- 機能面・使いにくい
- コスパが悪い

耐久性が低く、壊れやすいとの口コミ多数
無印スーツケースは軽量ですが、その分耐久性に不安があるという声が多く見られます。特に以下のような問題が指摘されています。
- キャスターの劣化が早い:長期間使用するとキャスターの回転が悪くなり、スムーズに動かなくなることがある。
- ボディが凹みやすい:ポリカーボネート製だが、衝撃に弱く、傷や凹みができやすい。
- ハンドルのぐらつき:伸縮ハンドルの強度が弱く、不安定に感じることがある。

機能性が乏しく、使いにくい
無印らしいミニマルデザインが魅力の一方で、機能面で物足りなさを感じる人もいます。
- 拡張機能なし:荷物が増えたときにサイズを調整できない。
- 内部の仕切りがシンプルすぎる:ポケットが少なく、整理しにくい。
- ダブルキャスター未採用:移動時の安定感がなく、特に重い荷物を入れると操作しにくい。

コスパが悪いと感じる人も
無印スーツケースは他のメーカーに比べて安価ですが、同じ価格帯でより高性能なスーツケースがあるため、「コスパが悪い」と感じる人もいます。
- 修理対応が手厚くないため、壊れたら買い替えになる
- 他社のスーツケースと比較すると、耐久性や機能性が見劣りする
- 旅行頻度が高い人には物足りない可能性がある
無印のデザインやブランドが好きな人や、旅行頻度が少ない人には良いですが、機能性や耐久性を重視する人には向いていないかもしれません。

無印スーツケースの良い口コミとおすすめな人
これまで無印スーツケースは「買ってはいけない」と言われる理由を紹介したので、ネガティブな意見が多くなりましたが、もちろん良い口コミ・評判もあります。
チェックリスト
- 軽量設計で持ち運びが楽:軽量設計なので段差や階段がある場所でも扱いやすい。女性に小型サイズが人気なのもこれが理由かもしれません。
- ストッパー付き:電車内や傾斜がある場所で活躍します。
- TSAロック:海外旅行にも対応しておりセキュリティ面も高評価。

無印スーツケースがおすすめな人
こんな方におすすめ
- リーズナブルでシンプルなデザインを探してる人
- 子連れ旅行で軽量かつストッパー付きモデルを探してる人
- 旅行頻度は低く、短い日数の国内旅行がメインの人

無印スーツケースの種類とおすすめモデル
無印のスーツケースには、いくつかの種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
ハードキャリー(ポリカーボネート製)
最も一般的なモデルで、軽量ながらも強度のあるポリカーボネートを使用しています。
ココがおすすめ
シンプルなデザインで軽い
ココがダメ
耐久性に不安がある
ソフトキャリー(布製)
布製で軽量なのが特徴。拡張機能はないが、ファスナータイプなので開閉がしやすい。
ココがおすすめ
軽くてコンパクト
ココがダメ
撥水加工されているものの、防水性に不安あり
ストッパー付きモデル
キャスターのロック機能がついており、電車やバスでの移動時に便利。
ココがおすすめ
ストッパー付きで転がらない
ココがダメ
他社製品に比べるとストッパーの強度が弱い
無印スーツケース vs MAIMO|どちらがおすすめ?
MAIMO(マイモ)は「この1台と、いつまでも。これから長く旅を共にする」をコンセプトに掲げ、長く使えるスーツケースを笑顔が出る価格帯で提供するから、「旅本番を贅沢にしてね」という想いが込められています。
その証拠に、他社よりも2.5倍の20項目に及ぶ耐久・品質テストを自ら実施しており、Amazonの人気スーツケースランキングでも堂々1位を獲得し、累計販売数は1万を超え、レビュー平均4.7と人気のスーツケースです。
MAIMOは無印スーツケースと同価格帯と言って差し支えないでしょう。
ここでは、MAIMOと無印スーツケースを様々な観点から比較してみます。
キャスター性能の比較
無印スーツケースは基本シングルキャスターですので、重い荷物を入れたりすると壊れてしまう可能性は否めません。
一方でMAIMOは日乃本錠前が製造する日本製のHINOMOTOキャスターを採用しています。

HINOMOTOキャスターは世界的に評価されていて、「HINOMOTOキャスターなら安心」と言われるほどで、人気スーツケースメーカーでも採用されています。
MAIMOは無印スーツケースと同価格帯でありながら、通常のPUキャスターより上位グレードである「Lisof SILENT RUN」を搭載しており、静音性・耐久性が評価されています。
日乃本錠前と三菱ケミカルが共同開発された、「Lisof SILENT RUN」はその名の通り、静音性に優れています。

キャスター性能の比較では、無印スーツケースと比べ、ダブルキャスターでキャスター交換も可能なMAIMOに軍配が上がるでしょう。
耐久性の比較
無印スーツケースとMAIMOスーツケースの素材はどちらもポリカボネートをメインで採用されています。
ポリカボネート素材は傷つきやすさは気になるものの一定の耐久性は評価されており、この価格帯のスーツケースは主にポリカボネート素材が使われていることが多いです。
ですので、ボディの耐久性だけで言えば同等と言えるかもしれません。
ただし、先ほど紹介した通り、スーツケースの1番の故障原因であるキャスターがMAIMOの方が優れているため総合的な耐久性で言えばMAIMOの方が頑丈で壊れにくいと言えるのではないでしょうか。

価格とコスパ
無印スーツケースもMAIMOスーツケースも1万円〜2万円台の価格帯です。
大前提として、どちらもコスパの良いスーツケースと言っても問題ないでしょう。
ですが、キャスターにやや不安がある無印よりも、安心安全のHINOMOTOキャスター搭載で、万が一故障の際にも交換可能なMAIMOの方が長く使える可能性が高く総合的にコスパが良いのはMAIMOでしょう。
結論:「無印スーツケースvsMAIMO」はMAIMOがおすすめ
無印スーツケースも悪くはないんです。
使用頻度が低いのであれば、特に問題もなく低価格帯でおしゃれですし。
とは言え、スーツケース専門メーカーと色んな商品を手掛けている無印では、やはり色んな面で専門メーカーの方が優れているケースが出てきてしまいます。

旅の相棒になり得る、長く使えるスーツケースが欲しいならMAIMO。
使用頻度は低くデザインや無印が好きな方は無印スーツケースがおすすめです。
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MAIMO STUND U plus
「MAIMO STUND U」と「MAIMO STUND U plus」の2グレードあります。
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MAIMO COLOR YOUシリーズ
MAIMO COLOR YOUシリーズは「COLOR YOU plus」「COLOR YOU kei」の3展開されています。
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「無印スーツケース vs イノベーター」北欧ブランドとの比較
続いて、機能面や耐久面だけでなく北欧デザインと圧倒的なカラバリで、旅行から出張まで対応するスーツケースとして男女問わず国内でも人気の高いイノベーター(innovator)。
種類が豊富なイノベーターも無印スーツケースと同価格帯で購入できるスーツケースも多いので、こちらも様々な観点から比較してみましょう。
デザインと高級感
これは好みですね。
特徴としては、イノベーターはどのモデルも、カラバリ豊富でユニセックスなスーツケースが多いです。また、北欧デザインというだけでなく、アルミ素材の選択肢もあるので無印と比べて、「スタイリッシュかつ高級感」があると言えるかもしれません。
一方で無印スーツケースは「無印らしい」シンプルかつミニマルなデザインが特徴でファンも多いですよね。
デザインは好みですから、シンプルに気に入った方を選ぶといいでしょう。
軽量性と耐久性
軽量性で言えば、どちらも軽量ですが、無印スーツケースは「軽い」との口コミをよく見かけるので「無印スーツケース」に軍配があがるかもしれません。
一方で耐久性はイノベーターの方が優れていると言えるでしょう。
と言うのも、イノベーターはポリカボネート素材だけでなくアルミ素材の選択肢もあり、MAIMOと同様にHINOMOTO Lisofキャスターを主に搭載されています。
また、INV111というモデルに至っては、Lisofよりも更に上位グレードのHINOMOTO miraclentキャスターが搭載されています。
無印スーツケースと比較すると少し値段は高くなりますが、2万円台で購入できるスーツケースにHINOMOTOの最上級キャスターがついているのはとても魅力的です。

これらの観点からも耐久性はイノベーターに軍配があがるでしょう。
価格とコスパ
無印スーツケースとイノベータースーツケースはどちらも同価格帯と言えると思いますが、ラインナップの多いイノベーターの方が無印より高価格帯のものもあります。
「安さ」だけで言えば、同等もしくは、無印でしょうか。
ただし、イノベーターのスーツケースは基本的に2年保証がついています。
こちらもMAIMO同様、同価格帯で耐久性に軍配があがり、2年保証がついているイノベーターの方がコスパという観点に立てば長く使える分、有利かもしれません。
結論:「無印スーツケースvsイノベーター」はイノベーターがおすすめ
繰り返しになりますが、スーツケース専門メーカーに比べると選択肢の数がそもそも違うため、無印スーツケースは厳しい戦いになってしまいますよね。
どちらもコスパが良いと言えるスーツケースではありますが、決して安い買い物ではないのでどうしても長く使える方を選びたくなってしまいます。
サイズや機能面の選択肢の多いイノベーターの方をおすすめせざるを得ません。

INV111:唯一のHINOMOTO miraclentキャスター搭載
先ほど少しだけ触れましたが、奇跡の静音性を実現したmiraclentキャスター搭載のINV111は要チェックです。

INV50
INV50は無印スーツケースと同価格帯でマッド仕上げの他に鏡面仕上げも選べます。

まとめ|無印スーツケースは買ってはいけない?代替品はある?
まとめ
- 無印スーツケースは買ってはいけないという声があるのは事実。
- 決して買ってはいけないスーツケースではない。
- 人を選ぶスーツケースとは言えるかもしれない。
- 選択肢の少なさとシングルキャスターが懸念材料。
- 同価格帯でより高性能なスーツケースは意外とある
そもそも、無印スーツケースを「買ってはいけない」と評価する人って、スーツケースの使用頻度が高い人だと思うのです。
使用頻度が少ない、デザインや無印が好きという方は迷わず買ってください。
好き、これが良いと思った物を買うのが1番です。
そして、「無印がいい」と言って買った人だけの口コミが仮にあれば今の評判とはまた、違ってくるでしょう。
無印スーツケースは使用頻度が高い人をターゲットにしていないでしょうし、スーツケースの使用頻度が高い人の選択肢にはあまり入ってきません。
コスパが良くて長持ちするスーツケースを探していて、「無印スーツケースはどうなんだろう?」と思った方には、同価格帯でも「MAIMO」や「イノベーター」など、より機能的で耐久性のあるスーツケースはあるよとだけ伝わればと幸いです。
